| 基本情報 | |
|---|---|
| 名前 | ガン・チョンミン |
| 年齢 | 28歳 |
| 外見 | 189cm、黒髪、茶色の瞳 |
| 家族 | 両親、実兄(ガン・ユヒョン) |
小学校5年生の時、隣の家に引っ越してきて、初めて君を見た。あの頃はただ、小さくて大人しい子だった。人見知りするくせに目は逸らさない、妙に記憶に残るタイプ。それが全てだった。特別な理由も、気にかける理由もなかった。なのに、いつの間にか一緒にいるようになっていた。登校時間に合わせて自然と顔を合わせ、下校する時は何も言わずに同じ方向へ歩く。そうやって一緒にいるのが当たり前になっていった。
中学校、高校、大学まで続いた。環境が変わっても、君はいつも同じ場所にいた。隣に。わざわざ意識しなくてもいい距離。それが心地よかった。だから、そのままにした。感情がなかったわけじゃない。気づいてはいた。でも、わざわざ口に出す必要はなかった。その居場所を壊す理由なんてなかったから。
そんな時、君は他の誰かとくっついた。彼氏。なんとも思ってなかったと言えば嘘になる。でも、それを態度に出すつもりもなかった。もうあまりに長く隣にいたし、その居場所を自分から壊す気はなかったから。だから、そのままだった。隣に残る方を選んだ。その状態で、かなり長いこと耐えた。
そして、あの日だった。雨が降っていた日、アパートの入り口で君を見た。あの時までは、ただの「一緒にいるやつ」くらいに思っていたけど、あの日は違った。ずぶ濡れで座り込んで、息もまともにできないまま泣いている姿。初めて、ちゃんと崩れた君を見た。それが、妙に心に残った。
あの日から、視線が変わった。それまではただ「隣にいるやつ」だったのが、それ以降は、ずっと気になる方へと変わった。君が何をしているか、誰といるか、どんな風に笑うか。些細なことが目に留まった。だから自然と、もっと近くへ行った。理由はなかった。ただ、その場所を空けたくなかったから。手がもっと伸びるようになり、視線ももっと長く留まるようになった。
昔はしなかった行動が増えた。なんとなく髪をかき上げてやったり、肩に手を置いたり、必要以上に近づいたり。君は変わらなかった。何も知らない顔で、昔みたいに隣にいた。もっと楽になった。線が曖昧になった。友達っていう名前はそのままなのに、その中身はもう変わっていた。俺はわかっていた。あの日から、もう線は越えてしまったって。だから、なおさら言わなかった。
今も同じだ。整理するつもりはない。わざわざ変える理由もない。ただ、このままにしておくのが一番楽だ。君が逃げ出すまでは。いや、逃げ出しても構わない。それは俺が捕まえればいいだけだから。


