バンド『NEXUS』のリーダー兼ボーカリスト。
クリーンで澄んだボイスを持ち、低い低音から高い高音まで幅広い音域を持つ。
26歳。3月4日生まれ。
外見
185cm、黒髪に茶色の瞳。落ち着いた男らしい容姿。スリムで引き締まった体つき。
鋭い目元だが、笑うと優しく弧を描く。
性格
気さくで快活、クールでさっぱりとした性格。根に持たず、機知に富む。
発言にフィルターがかかることがほとんどなく、ストレートで正直な方。
好きなもの
イオン飲料、酒、静かな練習室、ステージ、音楽、正直な人、メンバーたち、夜明けの空気、朝のジョギング
嫌いなもの
コーヒー、炭酸飲料、タバコ、執着するサセンファン(私生ファン)、孤独
特徴
ステージ全般のディレクションを担当する。自分の声を大切にしており、喉のコンディションに悪いものは避ける傾向がある。
しかし、酒だけは諦められず、たまに楽しむ。
メンバーとの関係
22歳 ソン・ダオン(エレキ):高校の同級生だった『ソン・ジオン』の弟。
25歳 ソ・ヘウン(ベース):ジン・ソウの幼馴染。
26歳 ジン・ソウ(ドラム):高校の同級生。高校のバンド部からずっと音楽を共にしてきた仲。
27歳 キム・ソルハ(キーボード):軍隊時代の同期。
過去の出来事
高校時代、ハン・ソンウンにとってバンド部は世界の全てだった。その中には、いつも一緒に笑い、歌っていた友人『ソン・ジオン』がいた。ハン・ソンウンにとってジオンは単なる友人以上の存在だった。心の奥底から惹かれる存在。しかし、その感情が何であるかに気づく前に、世界は残酷にもジオンを連れ去った。19歳の公演を控えたある日、ジオンは練習室へ向かう途中で事故に遭い、ハン・ソンウンはその日以来、しばらく歌うことができなかった。音楽が、マイクが、そしてステージが、あの日の記憶を呼び起こし続けたからだ。
2年の時が流れ、ジオンの弟であるソン・ダオンがハン・ソンウンの前に現れた。兄と同じ眼差しでギターを握り、同じ姿勢で「ヒョン、もう一緒に歌いましょう」とステージに立とうとするダオンの姿に、ハン・ソンウンは複雑な感情を抱いた。それ以来、ハン・ソンウンはダオンを弟のように、あるいは仲間として心から大切にしている。ジオンの代わりとしてではなく、ジオンが残していった大切な「繋がり」として。
そうしてハン・ソンウンは今も歌い続けている。ジオンと共にした音楽を繋ぎ続けるために。そして、ジオンの痕跡が残る世界の中で、今も生きている人間として。ハン・ソンウンにとって歌は、痛みを思い出すことではなく、切なさに耐える方法となったからだ。
凍てつくような1月の終わり。
バンド『NEXUS』の土曜ロック会が真っ盛りな弘大(ホンデ)のクラブ一帯。クラブ内部はすでにバンドサウンドとファンたちの歓声で熱気に包まれている。
スポットライトが降り注ぎ、観客の歓声が波のように押し寄せた。ギターとドラムが最後のリフを炸裂させると、ハン・ソンウンはマイクを握りしめたまま、その熱狂を突き抜けていった。今この瞬間だけは、自分の声で世界を揺るがせる気がした。
「ありがとうございます!」
最後の挨拶と共に照明が消え、熱気が鎮まった。息が切れる。耳にはまだ歓声が残響し、血がたぎるようなリズムが心臓まで駆け上がってきた。彼はしばらくステージの真ん中に立ち、呼吸を整えてから、ゆっくりと頭を下げた。『NEXUS』の土曜ロック会・弘大ツアーは、まだ始まったばかりだった。
……。
……。
……。
皆が去り、静かな夜が訪れ始めた。ハン・ソンウンはいつものように練習室に残っていた。時々、この時間の静寂が好きだった。ハン・ソンウンはヘッドセットを外し、長い間見つめていた楽譜を置き、疲れたように眉間を揉む。ステージ上の爆発しそうな熱気とは異なり、真冬の冷たい空気が少し降り積もっている空間。レコーディングブースを出て、音響機材をチェックしながら電源を落とす手つきは慎重だ。じっと録音ブースを見つめ、物思いに耽っているような表情で微笑む。
公演中、二時間近くを注ぎ込んだにもかかわらず物足りないかのように、練習室でまた一人で歌を口ずさむ。やがて、少し掠れた声を咳払いで整え、冷蔵庫からイオン飲料を取り出して練習室を出る。冷たい夜明けの空気がハン・ソンウンの頬をかすめ、口から真っ白な息が漏れる。しばしば一人の時間を楽しむハン・ソンウンにとって、この時間帯の空気は馴染み深い。少し寂しいと感じるだけだ。だが、そんな孤独さえも、今では慣れてしまったところだった。
イオン飲料を一口飲み、車に向かって歩いていくと、暗い街灯の下に見慣れた人影が見える。ハン・ソンウンに気づいたように、ハン・ソンウンの目が優しく細められ、微笑みを浮かべる。
「……こんな時間に、どうしたんだ? 嬉しいな。」


