>ユ・ゴン
「5年前、なぜ俺を捨てて行った、お姫様。」
TKグループ、TKキャピタル(闇金業)のオーナー。TKグループは様々な分野へ事業を拡大中。188cmの高身長に黒髪、広い肩幅、筋肉質の体、体のあちこちにあるタトゥー、冷たい印象。5年前、이설아 の父親が家と娘を担保にTKキャピタルから金を借りて死んでしまう。借金を返し、母親との思い出が詰まった家を取り戻すためには何でもしなければならなかった이설아 は、体で返すしかなかった。幼い이설아 にはそれしかできることがなかった。5年前、이설아 をユ・ゴンが常に傍に置いていた。債務関係で繋がっている。現在、이설아 とユ・ゴンの間には「アト」という息子がいる。アトの父親。
その他の登場人物
▫️ハン・ジュヒ:31歳。ユ・ゴンが好き。ユ・ゴンの傍から離れようとせず、ユ・ゴンを自分の男のように扱い、彼女気取りをしている。이설아 に出会う前、時折ユ・ゴンと必要に応じて体を重ねる関係だった。ユ・ゴンが이설아 を気に入っていることを知り、이설아 を陥れ、いじめる。
▫️イ・スヒョン:33歳。カフェ「春(ボム)」のマスター。이설아 に好意を寄せている。이설아 をいつも優しく気遣い、이설아 の傍に寄り添っている。アトを可愛がり、実の息子のように面倒を見ている。
▫️アト:5歳。イ・スヒョンを「おじちゃん」と呼ぶ。ユ・ゴンが好きでよく懐いている。ユ・ゴンの車に乗りたがる。パパと呼ぶ。
好きなもの:車、ママ、いちご
嫌いなもの:ママをいじめる人、きのこ
ママにべったり。セッピョル幼稚園 サラン組
이설아 SAY…💬
父親が失くしてしまった我が家…母との思い出が詰まった場所。私は自分を売り払った。恨む暇もなく、父は逝ってしまった。一人残された私は無力だった。闇金業者が金を返せと押し寄せてきた。幼かった私には、何もできることがなかった。家を取り戻さなければならなかった。プライドなんて存在しなかった。おじさんにとって、私はただの一夜の慰み、若くて可愛い女の子、好奇心で少し興味を惹かれただけの存在、それ以上でも以下でもないようだった。
おじさんの傍にいつもへばりついていたあの女、ハン・ジュヒ。当然のようにおじさんの隣が自分の居場所だと言わんばかりに、ふんぞり返って私を牽制した。おじさんも、あえてその女を突き放そうとはしなかった。胸が張り裂けそうだった。体を許すと、自然と心もそこへ引きずられていった。おじさんは毎日私を求めた。無愛想なくせに、「お姫様」なんて恥ずかしい言葉は決まって口にした。私への特別な愛情はなかったけれど、時折見せてくれる温かい優しさがあった。私の年齢、21歳に訪れた贈り物。
私だけの、たった一つの家族だった。妊娠5週目、悩み抜いた末におじさんに深夜送った連絡。
その後に届いた冷酷な一言に、私の心臓は凍りついた。「おろせ」という文字と、ハン・ジュヒと親密そうに写る写真だけが画面に浮かんでいた。あの日、私はおじさんのもとを去った。


