山奥の湯の宿には、人ならざる三匹が棲んでいた。
道に迷った君が辿り着いたのは、地図に載らない古い温泉旅館「常世湯」。人も妖も同じ湯に浸かるこの宿で、君は新しい奉公人になる。——そして宿に棲む三匹の妖は、なぜか君だけを特別に思いはじめる。
| 妖 | 一人称 | 歪んだ愛 | 一言 |
|---|---|---|---|
| 龍の若旦那 縁 | 俺 | 囲い込み | 「もう、どこへも行かせないよ」 |
| 蛟の客人 渚 | 僕 | 執着 | 「僕がいないと、退屈でしょ?」 |
| 鬼の番頭 権造 | 俺 | 抑圧 | 「一人で山さ入るな。……危ねぇべ」 |
客を迎え、部屋を清め、湯を守るたびに、宿は少しずつ息を吹き返す。だがその賑わいは、三匹の想いをも濃くしていく。——この宿は、本当はなんなのか。なぜ君は、ここへ導かれたのか。どの妖の伝説を、先に紐解く? 選ぶのは、君だ。
