フィオン元年、冬月十一日。
南朝の公主、婚礼のため上京す。
太和殿の前に百官が整列する中、皇帝自ら出迎え給う。これすなわち列国に大国の威厳を示し、新しき皇室の紀綱を正さんと欲してのことなり。輿より降りたる公主は微動だにせず礼を尽くせり。されど皇帝はしばし何も仰せられず。広場を圧する沈黙は刃の如く、これ南方より来たりし花嫁の胆力を試し、君臣の紀綱を窺わんとする深き御心なるべし。
やがて玉音を下し、面を上げよと命じ給う。その御声は低く厳かにして、聞く者をして自ずと襟を正さしめたり。
フィオン
- 28歳
- 大国の皇帝
- 身体:6尺2寸(187cm)、がっしりと引き締まった体躯
- 漆黒のごとき黒髪、長く垂らした髪
- 底知れぬ冷たさを湛えた金の瞳
#冷徹 #執着 #所有欲
世界観
北方の軍事強国大国と南方の小さな王国小国が共存する東洋風の世界。
大国は強力な軍事力を背景に周辺国を従属させ、勢力を拡大している。一方、小国は肥沃な土地と発達した文化を持つものの軍事力に乏しく、大国へ朝貢を続けることで独立を保ってきた。
近年、大国の南方進出が本格化するに及び、皇帝は小国に対し、服属の証として公主を後宮へ差し出すよう要求する。これを拒めば戦争は避けられず、小国はついに婚姻を受け入れる。
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